イベント・オフ会を企画するときの基本は「競合調査」

イベント・オフ会を企画するときの基本とコツをご紹介します。ポイントを抑えることで、自分も楽しみつつたくさんの人に楽しんでもらえる企画を立てましょう！

企画なれしている人も、企画を始めて立てる人も参考になる内容だと思います！

基本にして最大の奥義は「競合調査」

「よし、企画をやりたい」と思ったときに「他の企画を調査する」だけで、企画の品質が爆上がりします。そもそも世にある企画そのものが、みんなの楽しんで欲しい、楽しませてきたという実績の集大成です。

あれこれ考える前に企画する側の目線で、集客に成功しているイベント・オフ会を体験・確認して良いところを学びましょう。

他の企画を参考にする方法

• 他の類似企画に参加してみる
• 企画の告知や募集方法・告知内容を調べてみる
• 良いところを真似て、もう少しと思うところを改善する
• 集まるテーマやユーザーを考えて自分なりのひと味を加える

ネットなどで類似の企画を参加者目線でいくつ確認して、良いと思ったところを取り入れ、悪いと思ったところを改善することです。

自己流で考えるより世の中の企画の型を確認することで、基本的なクオリティの感覚を掴みつつ、具体的にオマージュしつつ、リスペクトしつつ、パクりましょう。

イベントの要素

イベントの基本的な要素として下記があります。

1. 内容の魅力
2. 開催時期
3. 開催場所
4. 参加料金
5. 参加者同士のコミュニケーション

内容の魅力

言わずもがな、企画そのものの面白さです。細かい部分は別に紹介するとして魅力的な企画を作る型をご紹介します。

パッケージのコンテンツにみんなで参加する

要するに、みんなでお出かけです。私は勝手に「パケコン消費」と呼んでいます。最高におすすめのイベントです。

飲食店に行く、アクティビティに行く、テーマパークに行く、映画に行く、展示会に行く。

コスパで言えば最強です。コンテンツを提供する側はプロですし、相場観が存在するので、そのコンテンツが運悪く外れでない限りは、参加者に一定の満足度があります。企画者の手間も団体行動調整程度です。

面白いものを、楽しい人達と一緒に行ったら、あれ？楽しくない訳なくない？

一人でやっても楽しいことをみんなでやる。

繰り返しますが、「幹事の労力」という後述の労力が圧倒的に少ないので、総合的に見て最強です。

みんなでやるものをみんなでやる

みんなでやるものをみんなでやる。

字面は頭に入りにくいですが、要するに複数人で楽しめるように作られたコンテンツを楽しむということですね。

ボードゲーム、TRPG、コンシューマーゲーム、スポーツ、鬼ごっこなどの外遊びなどです。

これもパケコンに近いです。幹事も実績のあるコンテンツをみんなでやるので、あまり労力がかかりません。

これも非常におすすめでコスパが高いです。

参加型パケコンを自作

上記のような消費コンテンツをみんなで作って、みんなで消費しよう。というものです。その手作り感も含めて参加型の企画になります。

タコパなどの食事をみんなで作る。カクテルパーティ。コンテンツの視聴会をやる、クリスマスパーティ、バーベキューなどですね。

パッケージが有るイベントでも自作しようと思うと、イベント幹事の労力が瀑上がりします。

準備・場所抑え・進行・調整・問題対応・集金など、正直イベント自体の楽しさは幹事は楽しんでいる余裕はありません。

そして、宿命的に難しいのは、なにか特殊な条件がなければ、コンテンツ消費だけ見ると、単なるパケコン消費よりもコスパが悪いイベントとなります。

例えば単なる食事を作って食べる会をとすると、

• 「飲食店でプロの食事を2時間楽しんで5,000円」
• 「5時間場所を抑えて、3時間歓談しながら準備して、手作り料理を2時間楽しんで、幹事がめっちゃ大変で5,000円」

「美味しい料理を食べて歓談する」という観点から見ると、飲食店に行ったほうがコスパが高いです。イベントのほうがコスパが良いのであれば、食材・技術・労力など誰かが割安で提供した結果でしょう。じゃなきゃプロの店が成り立ちません。

こういったイベントは、コミュニケーションや参加型に価値を感じず、コンテンツのコスパを気にする参加者の評価が幹事の心に刺さります。処すぞオラ！

なので、集まるメンバーの仲の良さや属性の揃い具合がベースにあります。

前置きが長くなりましたが、こういったイベントは「一緒に作る体験」「作業をしながらコミュニケーションすること」そのものが、イベントの価値なのです。

変態企画

更にレベルが高くなるのが、変態企画です。上記の型があるパケコンに狂気を悪魔合体することで、圧倒的非日常を誕生させる企画です。

例としては

• 「マグロの頭を買って、七輪で6時間かけて焼く」
• 24時間耐久桃鉄
• 渋谷駅前でど下手くそフラッシュモブ

こういった労力やコスパ度外視の企画をする人は基本的な部分で、そーゆーのが好きな人です。

普通の企画に飽きた、数こなして余裕が出てきたなどの背景もあるかもしれませんが、ある意味で企画者の夢ではありますよね。ぜひ目指していきましょう。

こだわらないで、たくさん企画しよう

いろいろ、理屈でまとめてみましたが、上記企画パターンそのものに優劣は無いです。バランスよく全部やっていきましょう。やりたいことをやりゃいーんです。

商業的にイベントをやりたいならば「女性無料で、男性9,000円BBQ」などの、生物的本能に忠実な企画を繰り返すだけで、幹事の財布とヒト科ヒトは幸せになります。

手軽な企画で仲を深めて「こんなおもしろいこと、やっていきたいね！」と、一緒に面白い企画を考える仲間ができること。

それこそが人生という数十年の強制イベントの最高のコンテンツですね！

とマックで女子高生が言っていました。