「だめならばすぐ排除」でやるしかない事情

こんにちは！welps代表の早瀬です。

今回は「コミュニティにヤバい人が来たときにどうするか？」の話です。

まず前提として「みんな仲良くできればよいですよね？」ということです。

「そりゃ、できればよいのね・・・。」と皆さん思いますよね。

そう。結果、みんな仲良くはできないんですよ。コミュニティでそのあたりどうしていくのが、まだマシなのかを共有したいと思います。

受け入れたいけど受け入れられない

よくコミュニティは「誰でも歓迎です！」ってあります。あれは気持ちはやまやまなのですが、長続きさせるには注意書きが必要と思っています。

「最初は誰でも歓迎だけど、全体やメンバーに不利益ありそうだったら即排除です！」

ってかんじで運営しなければならないです。

これまでの運営の反省点としてもありますが、問題が起こったときにその内容をしっかり確認して判断するのはコストがかかり過ぎる。という点です。もちろん、それなりのコストはかけなければですが、最初から明らかにアカン人はすぐに排除すべきです。

例えば

• 馴れ馴れしすぎる
• 乱暴・威圧的
• セクハラ
• 冷笑的・皮肉屋
• 改善に動かず不満や悪口を言う
• コミュニケーション不全
• 多くの人にとって生理的にNG

このあたりは、コミュニティに慣れてから出てくるなら、まだ「最初は取り繕える」という最低限の常識がある方ですが、最初からこの様子ならもうだめです。次回の参加をお断りする仕組み（初回・2回目以降は承認制にする）などを取り入れなければです。

ヤバい人がいると廃れる

要するに「ヤバい人がいるとそんな場所に行きたくないし、コミュニティにいたくないじゃん？そういう場を運営している人は、なんかしらそのやばいと思われている人を排除しなきゃだめじゃん？」っていうとっても真っ当な話です。

これは噂レベルでもその状況になったら、人から人に伝染するので致命的です。

これは「活動や目的や目標があるならば」まだある程度補完・予防できる話です。お互いが活動目的や目標が共通していれば、上記の問題行動は出てきにくいです。あきらかにその目標達成の妨げになるので。

合う合わないは人数規模で吸収する

上記で難しいのは「コミュニケーション不全」です。人見知りや、口下手って、本人に責任がないです。ただ、それを受け入れるほうが大変です。その人にも申し訳ないですが、受け入れる人に我慢してもらうのも不健全です。

そういったコミュニケーションの合う合わないを吸収するにはコミュニティの規模が必要です。コミュニティの人数が少ないと、合う合わないということが所属において致命傷です。

ただ、コミュニティの人数が大きければ、そういったコミュニケーションも苦とならない人や、波長が合う人など見つかる可能性があります。合わない場合は、そういったコミュニケーションが合う人が見つけるために、他のコミュニティにいったほうがみんな幸せです。

もちろん吸収しきれないレベルの人は排除しなければなりません。これはコミュニティの維持を優先する個人としてではなく、機能としての判断です。

安全な場所をつくる仕組み

なので、とはいえ「あの人は（大した根拠ははないですが）和を乱しそうだ」という、運営の独断を公然と実行するのはよしあしがあります。毅然とした態度は統率・リーダーシップの発揮として良いかもしれませんが、独裁と取られてしまうかもしれません。

とはいえ、結果、排除は実行しなければならないことなので、上でもお伝えしましたが何かしらのルールがあるとよいでしょう。

• そもそも招待・承認・更新制にする
• 参加ルールを明確化し、事前に伝え実行

全てではなくても、一部は安心できる場を用意すべきです。

社会人コミュニティは一般社会よりもコミュ力が求められる

学校・部活・会社・宗教・地域自治会などは、そもそもの枠がしっかりしています。参加者の目的意識があったり、所属する理由が強いため、コミュニケーションの能力が高くなくても、目の前の人がいなくなり難いのです。

社会人コミュニティでは「枠の強度を上げる」、つまり活動・目的などをしっかりすることは運営として意識しなければなりません。

しかし、この「合わない人を早めに排除する仕組み」がないと、一発で駄目になる可能性があるので気をつけましょう。

• 慣れてきたら問題行動を起こすようになった。
• 隠れて問題行動を起こしている

こういったケースについても別で対処法をお伝えできればと思います。