「嫌なこと」も攻撃（自覚なし）どう防ぐ？

welpsの早瀬です。どっかで社会はオフェンス側が超有利という話をしたかもしれませんが、基本的に敵を作る行動をした段階で長期的には結果有益な事になりません。ただ状況を見極めるのに重要なのは「先制攻撃」はどちらか？「悪意の有無」です。

社会人のHPは一桁

社会では先制攻撃側が超有利です。

コミュニティで誰かを「攻撃するとその人はいなくなる」という、嫌いな相手を排除する効果がバチクソに高いからです。普通「誰かと対立するコスト」って、学校や会社くらい生活がかかっていれば我慢したり対立・戦闘を選択しますが、出入り自由なサークルだと基本的には逃亡一択です。悪意がある攻撃側はそのヌルゲーっぷりに味をしめて攻撃性を出します。

そして反撃されたときに気づくのです。自分のHPも一桁であることに。

攻撃って悪意があるだけじゃない

ただ待ってください。勘違いしている人もいるかもですが、ここでいう攻撃は悪口・暴力だけではありません。「相手が嫌に思うこと全般」を考えてください。

例えば、Aさんが「Bさんに大事なものを壊された。Bさんは謝ろうともしない。酷いやつだ」と、これを悪口・陰口＝攻撃でしょうか？これは、主張でありAさんのBさんに対する評価です。

ただ、攻撃でもあります。

その正当性や根拠はともかく、反撃であっても他の人から見ると攻撃であり、一本の飛び立つミサイルなのです。

ただ、この場合先制攻撃をしたのは「Aさんの大切なものを壊したBさん」ということです。

厄介なのは攻撃性が必ず悪いわけではないこと

通常の悪口・威圧に相手を排除しようとかのそこまでの意図は普通はないです。単なる愚痴や、感情の発露、真っ当な意見表明であっても周囲から見ると攻撃になってしまうのです。相手の「嫌なこと」が先なのに、出てしまった攻撃性を指さされて「お前は悪口言うやつだ、暴力的だ」と避難されたらやってられません。

まぁ社会では手を出したほうが負けということでも有ります。このへんは法律が参考となりますね。煽られても殴ったら負け。

そしてサークルは一般社会よりも厳しいルールだから「悪口・陰口も控えようね」という、ミサイルが飛ばないかわりに「悪意のない嫌なこと」をされた側は泣き寝入りになってしまうのです。

「嫌なこと＝先制攻撃」もなんとかしないといけない

さあ、私も書いててこんがらがってきました。

つまり「悪意のない嫌なことする人」をなんとかしなければならないですし、そうしないと日本海にミサイルは落ち続け、さかなクンがキレます。

だから、一般社会よりも厳しいルールで嫌なことは禁止しなければなりません。

• お酒が入ったときに粗暴になったりウザ絡みや泥酔して迷惑をかけてしまう→出禁
• ちょっと仲良くなったら依存しまくって鬼電プラスお誘いしまくる→出禁
• ことあるごとにイジるようなよびかけをして後で謝罪やフォローしない→出禁

うわー。大変ですね。これ。

ただ、そういったことをしない人にとっては迷惑でしかないのですよね。せめて公開の場は安全であるべきです。

ただ、厳しく設定しすぎると息苦しくなりますし、管理する方も大変です。というかそんなルールあったらそのコミュニティに怖さを感じます。いやワンチャンありか？それに安心する人を集めればいいのか？

また、「私はこれが嫌だった」と表明する「被害者ムーブが最強」となります。相手に先制攻撃をなすりつけ合うこともあるかもしれません。

絶賛対策募集中

難しいですね。現時点の結論からすると

• 嫌なことされたら周りに共有するのではなく「これは控えたほうがよい」と相手に直接忠告しよう。または運営を通して言ってもらおう。なるべく早めに対応しよう。
• 特に頻発しそうな「嫌な行動（出会い厨など）」は運営に報告義務を設定し報告者の意志に委ねない。
• 問題ある行動をしそうな人は出禁などの対応がすぐに取られることを理解して気をつけよう。
• 忠告された方は反省して控えよう。一人嫌だってことは他の人も結構嫌な可能性が高い
• 嫌なことが多い人は自分の許容できることが少ない（傷つきやすい・怒りやすい）かもしれないことを理解して行動。
• 嫌なことされた相手について、悪口・陰口（不要な他者への共有）はしない。そういう話題になりそうなら、お互いに注意し合う。

などですかね。

繰り返しですが、おおもとが「嫌なこと」が人によってまちまちだけど、客観的な被害（暴力・威圧・脅迫・毀損）や明確な被害が予測される蓋然性がないと動けない法律よりも、厳しいルール設定をする。ということが必要です。

「それは当人同士の問題だから、当人同士で解決すべきじゃん？」と思った人は、甘いです。

擬似的な集団的自衛権がある一般社会で先制攻撃したらそりゃ世界大戦です。しかも先制攻撃の基準は個人の気分とする。やば。

そして集団的自衛権に参加する前の新規参加者や、単に仲間作りが苦手な人や、理性的に反撃という選択をしない善良な人が攻撃を受けて去っていくのです。

私だって「嫌なこと」を他の人に必ずしますし、しています。

そこをなんとかしたいというのはまだまだ夢でしょうか？